2023年 9月記事
箸袋の魅力を本に
豊野町豊野の元県職員、和田恭良(やすよし)さん(72)が、趣味で収集した箸袋に関する情報や考察をまとめた本「箸袋からのメッセージ」を自費出版した。和田さんは在職中に自治省(現総務省)に出向した経験があり、出張先などで集めた全国各地の箸袋約千枚のうち、280枚を選んで写真付きで掲載。時代背景や意匠など多角的に解説しながら、箸袋に込められた思いを紹介している。
(2023年9月23日、紙面で詳報を)
戦後に地下壕でマッシュルーム
太平洋戦争末期に旧陸軍が松代地区で建設を進めた松代大本営象山地下壕(ごう)を利用し、終戦直後に地元住民が取り組んだマッシュルームの試験栽培について、地元のキノコ写真愛好家・仁科久夫さん(70)=松代町清野=が調べた成果を松代郵便局コミュニティーホールで発表している。仁科さんは「地元でもあまり知られていない事実。埋もれた歴史を多くの人に伝えたい」と話している。
(2023年9月23日、紙面で詳報を)
長野高専生が初入賞
長野高専電子情報工学科5年生の武田幸希さん(19)と西澤雅大(まさひろ)さん(19)が撮影した炭素の画像が、科学研究画像の芸術性を競う「サイエンスフォトコンテスト2023」(在日フランス大使館主催)で入賞した。同校学生の受賞は初。9月29日には入賞12作品から最高賞の「グランプリ」やインターネット投票による「観客賞」が選ばれる予定で、同校関係者はさらなる受賞にも期待を寄せている。
(2023年9月21日、紙面で詳報を)
長商、チア10連覇報告
今夏に東京都であった「全国高等学校ダンスドリル選手権大会」のチア部門で、長野商業高校チアリーディング部が10連覇を成し遂げ、9月19日に部員と教員の計13人が県庁を訪れて内堀繁利教育長に報告した。創部20年目での快挙達成に、坂西妃奈乃(ひなの)部長(3年)は「不安とプレッシャーに押しつぶされそうだったが、全ての技と演技を成功させることができた」と喜びを伝えた。
(2023年9月21日、紙面で詳報を)
市議選、現25・新11当選
任期満了に伴う長野市議選(定数36)は9月17日投開票され、現職25人、新人11人が当選した。今回から定数が3減になった上に、19(令和元)年の前回選(52人)に次ぐ現新51人が争った。ただ、有権者の関心度は上がらず、投票率は37.32%と前回を2.99下回って過去最低を更新、初めて40%を切った。
(2023年9月19日、紙面で詳報を)
市景観賞3軒選定
長野市は9月11日、優れた景観の形成に貢献している建築物や団体などを表彰する景観賞に、本年度は篠ノ井杵淵のおやき工場兼店舗「OYAKI FARM(オヤキファーム)BY IROHADO」、元善町の「蓮華院小御堂」、松岡の「ながの環境エネルギーセンター工場棟」の3軒を選んだ。
(2023年9月19日、紙面で詳報を)
心の再生を切り絵で表現
切り絵作家の「優(ゆう)」さん(23)=松代町=は、引きこもりなど悩みや葛藤の経験から得た視点を生かし、絵と書を組み合わせた切り絵作品を手掛けている。「暗闇から再生してきた、今だからこそメッセージを伝えたい」と、9月5日まで川中島町原の「ギャラリータカハシ」で個展を開いている。
(2023年9月2日、紙面で詳報を)
善光寺境内に雑貨店
衣料などを販売する「ビームス」=東京都=は9月1日、善光寺境内に全国の銘品を扱う雑貨店「ビームスジャパン善光寺」を12月3日までの期間限定で開店した。昨年の善光寺御開帳期間に大門町のそば店の一角で営業して販売が好調だったため、同寺に働き掛けて境内への出店を実現させた。
(2023年9月2日、紙面で詳報を)
地域学習支援充実へプロジェクト
松代地区のNPO法人「夢空間松代のまちと心を育てる会」は、地元の歴史や文化財などに詳しい講師を地区内の小学校~高校に派遣し、児童生徒の地域学習を支援する「ふるさと松代再発見プロジェクト」をこのほどスタートさせた。25(令和7)年度まで3年計画で展開。故郷に対する子どもたちの理解を深めて郷土愛を育む。
(2023年9月9日、紙面で詳報を)
長野駅周辺でeバイク貸し出しへ
長野市は9月下旬から、JR長野駅周辺と川中島古戦場史跡公園で、電動アシスト付きスポーツ自転車「e(イー)バイク」の貸し出しを始める。緩やかな傾斜がある善光寺周辺や、観光名所が広範囲に点在する市南部の観光誘客策として導入。有人窓口は設けず、スマートフォンなどのアプリで24時間いつでも貸し出しと返却ができる。アプリを活用したレンタサイクルは市内では初めて。
(2023年9月9日、紙面で詳報を)
被災アジサイ、福島へ里帰り
11(平成23)年の東日本大震災で決壊した福島県須賀川市長沼地区のダム湖「藤沼湖」の湖底で見つかった「奇跡のあじさい」を、現地団体から17年に株分けしてもらい育てていた長野市長沼地区の住民らでつくる「支援プロジェクト」は、10月19、20日に現地を訪れ、5株を6年半ぶりに返却する。アジサイは19年に長野市で台風19号災害にも遭い、奇跡的に残った1株から増やした。関係者は「二つの災害を乗り越えた力強さを伝えたい」と話している。
(2023年9月7日、紙面で詳報を)
学生がスマホ教室補助
清泉女学院大学・短期大学は1日、長野市が若槻公民館で開いた高齢者向けのスマートフォン教室に、講師の補助役として学生2人を初めて派遣した。人材活用などで同大・短大と連携協定を結ぶ市からの協力要請に応えた。学生は7人が交代で計8回の教室に参加し、受講者のスマホ操作習得をサポートする。
(2023年9月7日、紙面で詳報を)
改修手伝ったカフェが完成
信州新町出身の音楽家らと地元にある古民家ギャラリーの土蔵をリノベーション(大規模改修)していた信州新町中学校の1~3年生10人は9月17、18日、完成した「うち蔵ブックCAFE(カフェ)」のお披露目イベントを開く。中学生が障子張りなどのワークショップ(体験型講座)を開いてリノベーションの楽しさを紹介し、参加者に抹茶を立てて提供する。
(2023年9月5日、紙面で詳報を)
コロナ疲れ癒やして
かがやきひろば吉田(吉田老人福祉センター)は8月31日、新型コロナの感染予防疲れを音楽で癒やそうと「かがやき音楽ひろば」を吉田公民館で初めて開いた。地元住民ら約100人が参加し、フルートやピアノの繊細な音色に耳を傾けた。
(2023年9月5日、紙面で詳報を)
完成予想図作品で個展
景観や建物のパース(完成予想図)製作者・竹村紀久子さん(82)=三輪=は9月24日まで、約40年間に描いた作品を紹介する個展「街並み『鳥瞰(ちょうかん)図』作品展」を東町の「門前商家ちょっ蔵おいらい館」で開いている。小布施町の街並みを上空から見下ろしたように描いた「小布施堂界隈(かいわい)図」など、自信作の約20点を並べた。
(2023年9月16日、紙面で詳報を)
親子で木製時計作成
西条小学校で9月10日、創立150周年記念のオリジナル木製時計を親子で作る催しがあった。約130人・40組が参加。飾り付けを工夫し、思い思いに仕上げた。
(2023年9月16日、紙面で詳報を)
大道芸フェス観客魅了
全国の大道芸人が集う「第26回ながの大道芸フェスティバル」(長野商店会連合会などの実行委員会主催)が9月9日、歩行者天国になった中央通りで開かれた。ジャグリングやバルーンアートなど17組が出演。華麗な技で、親子連れら大勢の観客を魅了した。
(2023年9月12日、紙面で詳報を)
からくり玩具を自作
豊野町豊野の農家で木工制作歴30年ほどの土屋彰人さん(69)は9月9日、ロシア童話「おおきなかぶ」をモチーフに作ったからくりおもちゃを、市立長野図書館で開かれた本の読み聞かせイベント「おはなし会」で披露した。訪れた子どもと保護者35人に、アイデアを形にする工作の魅力を紹介した。
(2023年9月12日、紙面で詳報を)